ミナ ペルホネンとデザイン



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抽選で招待のはがきが届いたので、国立新美術館へ皆川さんの講演会「アーカイブと未来のデザイン」に行ってきました。

皆川さんはミナぺルホネンのファブリックがはられたヤコブセンのエッグチェアに座って話しが始まり、ゆったりとしたその話し方は聴いているこちら側をリラックスさせてくれているような感じさえしました。
会場では秋冬のパリコレクションの映像が流れて。


印象的だった言葉がいくつかありました。

洋服は人が入る事で生き物になる。それはハンガーにかかっている時とはまるで違う。人が入る事によってはじめて生かされる。

デザインの力は、見た時のはじめのインパクトも大切だけれどもそれより長く愛着が持てること。

コレクションのテーマは、その時の社会性を考えた時にデザインでそれがどうなるかといったようなことから決めているそうです。
そういえば前に川久保玲さんも同じような事を言っていました。
よくファッション誌に載っているファッションアイテムごとに並んだトレンドはあったとしてもそれが本当に自分たちにとって必要なものなのかは疑問を持ってしまうとか。
ファッションからファッションは生まれない。

アイディアはいつも釣りをしているような感覚でいて、今までの経験からどこに竿を垂らせばいいのかはわかるので、そこからアイディアのヒントに出会うとすぐに自分の中でスイッチが入る。この例えはよく話されているそうです。

体験した自分の感情を大切にしていて、ニュースなどで伝えられることも事実のある側面にすぎなくて本当の真実ではないことが多々あるとも。


合理的でより早く作られてしまうことや安いものが良いといった基準ではなくて、人が服に与えている影響をより感情的に捉えている人なんだと思いました。
だから何年もの間ずっと着ていたいと思える服として支持されているのかも知れないです。




minä perhonen
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Commented by haruru at 2008-05-19 00:52 x
お久しぶりです!ともすると、他人の意見に振り回されたり、自分がどう思うかは、意外と分かりにくいものだと私は思っていますが、
皆川さんは自分がどう思っているかをよく知っておられるようですね、ずっと惹きつけてやまない方です、お話を直接聞けていい時間が持てましたね!
Commented by ころも at 2008-05-19 07:39 x
私もお久しぶりです!
minaのお洋服はとても好きです。
一枚の布の中にすごく物語を感じるから。
そして、着たときのシルエットがほんとに絶妙。
お値段が高いのも納得。
いつか、もっともっと大人になっても
きっとminaは着れるデザインなので、その時のお楽しみにとってあります★
Commented by s-home3103 at 2008-05-19 12:44
とても自然な感じなのに適度にインパクトがあり
それでいて着る人の個性を尊重するような
そんなお洋服に思えます。
皆川さんもそんなここちいい方なんでしょうね。
講演を聞かれてよい機会でしたね。
Commented by ☆genki-genki☆ at 2008-05-19 18:44 x
素晴らしい思想ですね♪♪

僕は皆川氏の制作の中に、
哲學的な要素を感じます。

特にファッションに社会性を反映させるという
優れたアイデアは、他のデザインにも活かせそうです。

このような考えを知ると、ファッションを考える時に、
もっと楽しんで取り組めそうです◎

ほんと、素晴らしいっ☆(笑)
Commented by にしは at 2008-05-20 00:13 x
抽選にはずれていたようです ○

前日に皆川さんとお話をする機会がありました

明日はこういうことを話そうかと思ってる

とおっしゃってたこととは ちがう内容なのかしら

前もって準備しないで そのとき浮かんだことを話す

って おっしゃってたので

そうなのかなー とぼんやりしました


人が入ることによって生きる服

私には ミナの服は特別で

身にまとう一日は

なにか 特別なお話がはじまるような気がします

すてきな時間が生まれる

種のような存在 というのかしら


いままでも これからも

大事にお付き合いしたいです




Commented by onora123 at 2008-05-24 21:41
haruruさん
お久しぶりです。
自分の想い描く先をずっと見つめているような。
その可能性をも常に探っているような。
そんな方のような気がします。

自分の思いはまわりの環境の変化などで不確かなものになってしまいがちにもなります。
ありがとうございます。いい時間になりました。
Commented by onora123 at 2008-05-24 21:47
ころもさん
お久しぶりです。
物語を服に閉じ込めるなんて素敵ですよね。
こだわりや手間を考えると値段が高くなってしまうのは仕方の無いことなのかも知れないですよね!
ずっと着てほしいという気持ちから過去に作った布はずっとストックしているそうです。
その時が楽しみですね。
Commented by onora123 at 2008-05-24 21:52
s-home3103さん
人が着ることで服が全く別のものになるのはきっと見た目以上に着た時の感覚が違いとして表れたりするんだと思います。
Commented by onora123 at 2008-05-24 21:56
☆genki-genki☆
社会性って抽象的なものだったりするとどんな風にファッションに反映させるのは大変なんですよね。
出来上がってみれば人を惹き付けるものになっているところがすごいです。
Commented by onora123 at 2008-05-24 22:09
にしはさん
残念でしたね。
司会進行の方もはじめに多数応募があったことにお礼を言葉にされてました。
どんなことを話すのかはまったくその通りでしたよ。
いい意味でのハプニングを大切にされている方なんだろうと思いました。予定では最後になっていた質問のコーナーも時間を早めてされていたので進行の方もちょっと困っている感じがして。
でもそれは聴いている方のこと、自身の思いを知ってもらいたいという気持ちからなんたということがよく分かりました。

そんな風に思って着てもらえる服は、幸せですね!
とても羨ましいです。大切にして下さい。

by onora123 | 2008-05-18 22:00 | Comments(10)

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