2005年 10月 21日
平林奈緒美・古平正義・good design company、隈研吾展
<参加クリエーター>
アリタマサフミ、グエナエル・ニコラ、good design company、古平正義、左合ひとみ、セキユリヲ、田中千絵、平林奈緒美、Bluemark、mountain mountain
DIC Special Exhibition 2005
COLOR OF 10
伝統色で魅せる10人のクリエーター達
2週間前に企画展関連イベントの平林奈緒美さんと古平正義(FLAME)さんのトークセッションに参加して、今回のgood design companyが2回目。ギャラリーグッズとして平林奈緒美さんはカラフルなサバイバルキッドを古平正義(FLAME)さんは色のプロモーションビデオを提案しています。話の内容はデザインしたギャラリーグッズの説明やデザインが出来上がるまでの苦労話を中心に、これまでの仕事について話されていました。
good design companyの水野学さんの話は、スライドで自身の紹介(高校時代の写真から現在の写真を見せて)からはじまり今までされてきた仕事内容、ためになる言葉とその考え方、質疑応答という形で行なわれました。それぞれお話のひとつひとつにデザインに対する思いが聞いているこちら側にダイレクトに伝わるとてもいいものでした。人とのコミュニケーションのとり方やデザインに対する姿勢など聞いていてすごく納得する所がたくさんあった。一番嬉しかったのは当たり前かもしれませんがお金を払って来た聞いている私たちに対してためになることをひとつでも多く聞いて帰ってもらおうとしてくれた事です。そんな思いに答える意味でも聞いた事を少しでもひとつひとつ生活していく中で実践していけたらと思います。
GAギャラリー 隈研吾展
最近、物質のことばかり考えています。建築とは形態でも平面計画でもなく、物質とのコミュニケーションではないかと感じています。不思議なことに、ITの時代が喧伝されるようになってから、よけいに物質のことが気になりはじめました。ITが映像の高速伝達を可能にしたがゆえに、高速では伝達していない物質というものの持つ底知れぬ力が、逆に、不意に立ち上がったように感じられるのかもしれません。その物質の力をどうデザインに結びつければいいのか。そのために我々はたくさんのモックアップを作ります。映像でも模型でも確認できないものを、モックアップという実物を使って確認していくのです。今回はそんなモックアップ達を並べてみました。モックアップとは、物質であると同時に人でもあります。その実物を作っている人たちの姿や力も同時に伝えられたらと願っています。 隈研吾
ONE 表参道はテレビに映像として普段見ることが出来ないインテリアを見れたり、図面や実際に使用した素材のほか、ONE 表参道の実物大木製ルーバーの一部が切り取られ展示してある。
この展覧会を見て隈さんが建築をつくる時にいかに素材を大切にしているかということがわかった気がしました。それぞれの建築に対するコンセプトが少ししか書かれていなかったのには、素材だけを見ることによって見る人が感じ取って欲しいという隈さんの気持ちがあったのかとも思いました。
少し残念なのが隈さんがはじめて個人住宅を設計した桐島ローランドさんの「プラスチックハウス」がなかった事です。以前NHKの番組で特集されていたのを見てとても衝撃を受けた住宅なので見たかったです。
by onora123
| 2005-10-21 23:56
| Design